フィルタ管理
フィルタ管理ページではどのフィルタがテキストに適用され、どのような順序で表示されるか指定します。ここではいくつかのフィルタによって提供される設定ページへのリンクも表示されます。フィルタは表示される直前に、Moodleのほとんどのユーザテキストに適用されます。これらは「最後の瞬間」のテキスト修正を可能とします。
フィルタは「埋め込み型」のリソースです。詳細は Modules and plugins database をご覧ください。
使用したいフィルタを、目のアイコンをクリックして「非表示解除」にしてください。 1つ以上の非表示解除フィルタがある場合、上下の矢印を使って、フィルタが適用される順番を変更することができます。
Tex表記法
Tex表記法は主にMoodleリソースにインラインの数式を生成するため使用されます。例えば $$ sqrt(a+b) $$ ($$ はこのフォーマットの開始および終了「タグ」です) のように記述します。
Moodleはあなたのシステムに設定する必要のある画像を、外部バイナリを使用してレンダリングします。フィルタは最初にLaTeXレンダー (同様に、このメソッドではGhostscriptが必須です)、そして失敗した場合はMoodleディストリビューションに含まれた類似のmimetexバイナリを使用します。mimetexが数学的サブセットのみサポートするのに対して、LaTexはすべてのレンジのシンタックスを許可します。
GhostscriptはWindowsで利用でき、LaTeXに実装されたMikTeXも利用できます。
設定ページではLaTexおよびGhostscriptバイナリパス、同様にLaTeX preambleを設定することができます。
詳細情報
ワードセンサーシップ
ワードセンサーシップは定義済みリストを元に、テキスト中の「不適切な言葉」をスキャンした後、ブラックボックスに隠します。ワードセンサーシップ設定内の特別使用禁止用語リストに「不適切な言葉」を入力してください。
リソース名オートリンク
リソース名オートリンクは同じコースにあるリソースタイトルのテキストをスキャンします。発見された場合、ハイライトされリンクが作成されます。この機能を効果的に使用する場合、説明的なタイトルをつけることに注意してください。例えば、「紹介」というタイトルは適切なものではありません。なぜなら、それが何を参照しているかにかかわらず、テキスト中の「紹介」という文字すべてにリンクされるからです。
活動名オートリンク
活動名オートリンクは同じコースにある活動タイトルのテキストをスキャンします。発見された場合、ハイライトされ、リンクが作成されます。この機能を効果的に使用する場合、説明的なタイトルをつけることに注意してください。例えば、「小テスト」というタイトルは適切なものではありません。なぜなら、それが何を参照しているかにかかわらず、テキスト中の「小テスト」という文字すべてにリンクされるからです。
用語集オートリンク
このフィルタではコースの用語集で使用されているキーワードのテキストをスキャンします。各用語集エントリはリンクが有効にされている必要がありますので注意してください。発見された場合、ハイライトされ、リンクが作成されます。
メールプロテクション
メールプロテクションフィルタではあらゆるメールアドレスのテキストをスキャンします。発見された場合、自動メール収集システムがメールアドレスを取得することを防ぐため、「意図的に混乱」させます。あなたのMoodleサイトの一部が開放されている場合、このフィルタはスパムのリスクを軽減します。
Tidy
TidyはHTML構成のテキストをスキャンします。発見された場合、HTMLを正常なものにするためのルールが適用されます。Tidyが動作するには、Tidy機能がPHPインストールに組み込まれる必要がありますので注意してください。
多言語コンテンツ
このフィルタはリソースを多言語で作成できるようにします。リソース言語はユーザがMoodle言語を選択すると変更されます。この機能を使用するには、最初にコンテンツを (同一リソース内に) 多言語で作成してください。そして、それぞれの言語のコンテンツを次のタグで囲んでください:
<span lang="XX" class="multilang">あなたの_コンテンツは_ここです</span>
代わりに古い (廃止された) spanタグをまだ使用することもできます。例えば:
<lang lang="XX" >あなたの_コンテンツは_ここです</lang>