ファイルの種類を示す文字列のことを拡張子(かくちょうし)といいます。Windows では初期状態では拡張子は表示しない設定になっています。
Explorer から拡張子を表示 / 非表示にすることができます。

Windows キーを押しながら、[E] のキーを押すと Explorer を起動することができます。
拡張子を表示すると hogehoge.docx のような形でファイル名が表示されます。このピリオドから後ろの文字が拡張子です。Microsoft Word のファイルであれば、.docx という拡張子が付きます。拡張子はいろいろあって、具体的にどんな拡張子があるかは後述します。
拡張子はできる限り表示しておきましょう(2019年度以降の履修生は教科書68ページ参照)。そして、ファイル名を変更することがあっても、拡張子を削除したり、変えることはやめましょう。
拡張子の数は膨大で覚えるのは大変です。なので、有名かつ安全な拡張子から覚えましょう。
| 拡張子 | ファイルの種類 |
|---|---|
| txt | テキストファイル |
| PDF (Portable Document Format) ファイル | |
| jpg png gif | JPEG,PNG,GIF形式の画像 |
| bmp | BMP 形式の画像(この形式の画像をメールなどで送るのは非常識) |
| doc | Word ファイル(ただし Word 2003 まで) |
| docx | Word ファイル |
| xls | Excel ファイル(ただし Excel 2003 まで) |
| xlsx | Excel ファイル |
| ppt | PowerPoint ファイル(ただし PowerPoint 2003 まで) |
| pptx | PowerPoint ファイル |
| rtf | リッチテキスト形式(Word などで作成できる文書ファイルの一種) |
| jtd | 一太郎(バージョン 8 以降)ファイル |
これらのファイルは,基本的に安全ですが,ソフトに脆弱性があれば,危険になります。
また,Word や Excel などのファイルには,マクロウイルスが仕込まれているものがあります。マクロを実行するために[コンテンツの有効化]をクリックすると,ウイルスに感染する仕組みです。
暗号化された zip ファイルがメールに添付されていることがありますが,中身のウイルスチェックを自動で行うことができないので,かえって危険です。
これらのファイルは XML 形式のファイルをZip形式で圧縮して束ねたものです。拡張子を zip に直して開くと,中身を調べることができます。XMLはテキストファイルなので,旧Officeの形式(doc,xls,ppt)と比べて,ほかのソフトによる情報の抽出がしやすくなっています。
なお,Office 2003 はサポートが終了しているので,もう *.doc,*.xls,*.ppt で保存する意味はありません。

