aicezuki事件で、携帯電話の識別の話が出ているので、誤った知識にならないよう、メモ書きサイトを作っておく。
日本の携帯電話Web特有の2つのIDをまず理解する
詳しくは“ケータイID”あたりでぐぐってみるとよい。
今回のケースで言えば、Yahoo!はドコモの端末固有ID(FOMAの場合はSIM製造番号)を収集している。「携帯電話製造番号通知 携帯電話/FOMAカード(UIM)の製造番号を通知します YES/NO」という確認ダイアログである。同じユーザーであれば、同じIDが送られる。ただし、端末固有IDだけ見ても、一般にはそれが誰かはわからない。端末固有IDには電話番号とは異なる文字列が割り当てられているからである。したがって、犯人を特定するには、識別番号を持っているのがYahoo!と、端末購入者の住所氏名のデータを持っているドコモで、この両者を照らし合わせることで犯人を特定することができる。
もし、ドコモが捜査に協力しない場合が、やっかいでこの場合は、他の携帯サイト運営者に照会をかけて個人を特定することになる。
なお、携帯電話に直接IPアドレスが割り当てられているわけではない。したがって、DHCPがどうこうというのも関係ない。IPアドレスは、ゲートウェイに固定割当されている。
(補足)各キャリアのIPアドレス帯域
なお、石田修二はこれまでブログで度々触れているように、iモードIDは送出しない設定にしている。