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履歴書の書き方
1997年3月7日
以下の文章は、かなり昔に,これから就職活動を始めようとしている後輩に宛てたメールです。原文そのままで公開しています。
履歴書を出さなくてもよいという会社はない。履歴書は必ず出さなければならない。
履歴書で個性を出すことは難しいようと言われる。しかし、実際には履歴書の書き方で一人一人の差がかなりつくのである。
履歴書は物事をいかにきっちりこなせるかという規定演技である。だから、書く内容さることながら、書き方も大事であり、重要視される。
はんこが曲がっている、ホワイトで消した跡がある、文字の大きさがばらばら、などのことが減点法で採点される。
そして、趣味や自己紹介の欄は、絶対に空欄にしてはならない。この欄は自分をPRできる絶好の欄である。確かに書き方は難しい。しかし難しいところは他の人間にとっても難しいのである。したがって、差をつけられる場所でもある。
実際に会社を訪問しながら、履歴書を改訂してゆき、最強の履歴書を完成させてもらいたい。
では以下に履歴書を書くときの鉄則を以下に記しておく。
- 1字でも間違えたら、最初から書き直す。書き直しがあるかな いかが、面接官にチェックされている。線で消したり、修正液で消してもダメである。
- どんなに書きにくいところでも空欄を作らない。
- 誤字・脱字がないか入念にチェックすること。自分では気がつきにくいこともあるので誰かに見てもらうとよい。
- まる文字は不可
- スナップ写真、スピード写真は不可。写真屋で撮って多めにプリントしておく。できれば、ネガももらって保存しておく。
- 写真ははがれやすいので、裏に大学名と名前を消えにくいペンで書いておく。
- 日付の欄も書き込む。
- 印鑑はまっすぐかすれないように押す。ちなみに雑誌の上などで押すときれいに押せる。
- 年は指定がなければ西暦でなく、「平成」「昭和」の元号で
- 電話番号は市外局番も省略しないで書く。
- 学歴欄において現在在学中の学校に関しては「卒業見込み」と書く。
- 年度は正確に記入する。ずれていたりすると突っ込まれるもとになりかねない。
- 職歴にはアルバイトは含まれない。だから新卒の人間は「なし」と書く。
- 細かい字でびっしり書き過ぎない。面接官の質問のきっかけになるようなことを書いておく。
- 趣味の欄において映画鑑賞、読書と書くより、自分の好きな作家の名前など、固有名詞を書いたほうが、話のきっかけになる。
- 落ちた企業から送り返された履歴書は、使い回しをしないで、新しく書き直す。
- 外を回っているときに、急に必要になってもすぐに出せるように、予備を3枚ほどカバンに入れておく。
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