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2001年10月17日
ポートフォリオ図とはいろいろあるグラフの一つ。特徴は次の2点。
この2点から、要素の分布状態や相関関係を把握する用途にも十分堪えられるグラフとも言える。
具体的にグラフの形を示すと次のようになる。
ポートフォリオ図の中でも、商品を売上成長率と売上構成比の両面から検討して分析する手法を「商品ポートフォリオ」という。商品ポートフォリオを使用することで、商品ごとに成長商品と衰退商品を分類でき、今後の販売戦略を立てるのに役立つ。具体的には散布図を作成して、図全体を「優良株」「安定株」「有望株」「不良株」の4エリアに等分し、どのエリアにどの商品が属しているかで、商品ごとに次のような評価と販売戦略を立ててゆく。
エリア(ランク) | 該当する商品 | 評価 | 販売戦略 |
---|---|---|---|
優良株 | なし | 成長&成熟商品 | 在庫や設備資金を把握しながら全力投球する |
安定株 | d, i, m | 成熟商品 | 成長は見込めないが、確実な収益を期待できるもので現状を分析する |
有望株 | g, j, o | 成長商品 | 将来のためにさらに投資して「花形」商品に育て上げる |
不良株 | 残り全部 | 衰退商品 | 撤退するかどうかを検討する |
上記のグラフ作成の元になったデータをダウンロードできます。
[参考資料]
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