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代表値

英語では representative value といいます。

次の2つのグループを比べてみよう。

2つのグループを比べるときは,それぞれのグループの中心で比べるといい。手計算と mean 関数を使ってみましょう。

ペットハムスターAは

> (7.6+9.3)/2
[1] 8.45

mean関数を使ってみます。

> mean(c(7.6, 9.3))
[1] 8.45

野生ハムスターBは

> (8.6 + 10.5) / 2
[1] 9.55

関数を使ってみます。

> mean(c(8.6, 10.5))
[1] 9.55

したがって,8.45 < 9.55 なので,ペットハムスターより野生ハムスターの方が大きいようです。

グラフも書いてみましょう。

グラフのソース

par(mar=c(3, 6.5, 2, 1)) #下,右,上,左の余白
A = c(7.6, 9.3)
B = c(8.6, 10.5)
平均A = mean(A)
平均B = mean(B)
W = append(A, B) #ベクトルAとBを結合
dotchart(c(平均A, 平均B), pch=16, 
         xlim=range(c(min(W), max(W))))
arrows(A[1], 1, A[2], 1, length=0.05, angle=90, code=3)
arrows(B[1], 2, B[2], 2, length=0.05, angle=90, code=3)
mtext(c("ペットハムスターA","野生ハムスターB"), side=2, at=1:2, line=0.5, las=1)

次の2つのグループを比べてみましょう。

それぞれのグループの中心を求めればいいので,

> A = c(7.6, 8.2, 9.6); B = c(8.6, 9.8, 11.4)
> mean(A); mean(B)
[1] 8.466667
[1] 9.933333

したがって,8.47 < 9.93 なので,ペットハムスターより野生ハムスターの方が大きいということになります。

グラフも書いてみましょう。

グラフのソース

par(mar=c(3, 6.5, 2, 1)) #下,右,上,左の余白
A = c(7.6, 8.2, 9.6)
B = c(8.6, 9.8, 11.4)
平均A = mean(A)
平均B = mean(B)
W = append(A, B) #ベクトルAとBを結合
dotchart(c(平均A, 平均B), pch=16, 
         xlim=range(c(min(W), max(W))))
arrows(A[1], 1, A[3], 1, length=0.05, angle=90, code=3)
arrows(B[1], 2, B[3], 2, length=0.05, angle=90, code=3)
mtext(c("ペットハムスターA","野生ハムスターB"), side=2, at=1:2, line=0.5, las=1)

中央値

次のデータの中央値を求めてみましょう。

ペットハムスターの体重を大きさの順に並び替えます。

> A = c(48, 57, 58, 44, 56, 36, 60, 61)
> sortA = A[order(A)]

すると,36 44 48 56 57 58 60 61 の順に並びます。

> sortA[4]
[1] 56
> sortA[5]
[1] 57
> (sortA[4] + sortA[5]) / 2
[1] 56.5

野生ハムスターの体重も同様に並び替えます。

(工事中)

幾何平均

次のデータは,株価の収益率です。

このとき,1年間の平均収益率は?

(20-30+10)/3=0 というのは間違いです。これは収益率の平均であり,平均収益率ではありません。

例えば,株価を1000円として考えてみましょう。

1000円が924円に変化したのだから,先程の 0 というのは間違いということがわかります。

> x = {(1+0.2)*(1-0.3)*(1+0.1)}^(1/3)
> x
[1] 0.9739963
> x - 1
[1] -0.02600366

平均収益率は -2.6% です。


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Last modified: 2016-11-12 14:23:08