石田修二研究室 > データ統計処理 >

Rにおけるグラフの重ねあわせ

グラフを重ね合わせるには、関数par(new=T)を用いるか、高水準作図関数の引数にadd=Tを指定する。ただし、plot()以外の関数はadd=Tが効かない場合が多いので、関数par(new=T)を用いるほうが確実である。

par(las=1)
plot(sin,-pi,pi,xlab="",ylab="",lty=2) #sin(x)を描く
par(new=T) #上書き指定
plot(cos,-pi,pi,xlab="x",ylab="y") #cos(x)を上書き
plot(sin,-pi,pi,xlab="x",ylab="y",lty=2) #新たにグラフを描く
plot(cos,-pi,pi,add=T) #cos(x)を上書き

その2

関数par()で2枚のグラフを1枚に重ねて表示できるが、引数に何も指定しないとx軸とy軸がバラバラになってしまう。

F=function(x,a){1/(1+exp(-a-x))}
curve(F(x,-1),col=1)
par(new=T) #前のグラフを残したまま次のグラフを描く
curve(F(x,1),col=2)

1つ目の引数ylab""(空白)にして、2つ目の引数ylabでy軸ラベルを指定する。

F=function(x,a){1/(1+exp(-a-x))}
curve(F(x,-1),col=1, xlim=c(-5,5),ylim=c(0,1),ylab="")
par(new=T) #前のグラフを残したまま次のグラフを描く
curve(F(x,1),col=2,xlim=c(-5,5),ylim=c(0,1),ylab="F(x)")

グラフの消去

プロットしたグラフを消去するには関数frame()またはplot.new()を使う。


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