キーワード:Excel, エクセル, MODE, モード, 最頻値
Excelには最頻値を求める関数としてMODE関数が用意されている。しかし、MODE関数は取り扱い注意である。というのも、この関数は、データの入力順序によって、結果が変わってしまうという問題をかかえているからである。
例えば
A = (10, 20, 30, 40, 50, 50, 70, 70, 90, 100)
B = (10, 20, 30, 40, 70, 50, 70, 50, 90, 100)
どちらも最頻値は (50, 70) となるが、MODE関数で求めると、Aの場合は50、Bの場合は70となってしまう(詳しくは下の画像参照)。
したがって、最頻値のであれば、度数分布表またはヒストグラムを見て、度数が最大になっている階級の階級値を最頻値としよう。
要はExcelのMODE関数は使うなということ。なお、Rには最頻値を求める関数は入っていない。