中心市街地再生のしかけづくり
「産業都市から生活環境都市への再生と協働型まちづくりの展開」
読書メモ
2004年10月28日
中出文平+地方都市研究会『中心市街地再生と持続可能なまちづくり』(学芸出版社, 2003年, 102ページ~109ページ)より
- 地方分権、都市内分権、さらに市町村合併がトレンドになっている時代の都市運営
- 都市間競争の時代。
- 四日市は何をすべきか。これまでの都市づくりを検証した上で、新たな都市づくりを考える
1.1 産業と歩んだ都市
1.2 都市公害対策マスタープランの検証
- 郊外への集中投資
- 郊外の開発の進展により、樹林地や農地が次々と宅地化される
- 中心市街地の人口減少
- 1980年代の産業変化で、新たな基盤整備を求められる。地方債の発行や土地の購入
- 産業に依拠した政策のため、産業が斜陽化と平行して、都市の魅力も斜陽化してしまう
1.3 新たな都市づくりのマスタープラン
産業に依拠した都市政策からの脱却。
自治体による成長管理政策、明確な土地利用のコントロールの必要性
市民と共有できる目標の策定
基本的な土地の利用構成をに二つに分ける。
- 臨海部から市街地にかけての「都市活用ゾーン」
- その市街地外縁部から山側の市街化調整区域にかけての「自然共生ゾーン」
都市活用ゾーン
- 住むということを意識
- 都市の構成は人であり、その暮らしである
1.4 都市マスの実現に向けたまちづくりへ
- 都市づくりは人づくり
- 基本目標を市民、行政、議会が共有する
2.1 四日市市都心の街区基盤と空間特性
2.2
街区の複合的空間・機能構成と変容プロセス
2.3
都心街区を形成する建築空間と建替えタイプ
3.1 協働型まちづくりのフィールド
- 対象フィールド:諏訪栄地区(3番街ならびに諏訪前通り地区)
3.2
都心まちづくりのテーマと「推進協議会」の設置
都心まちづくりのテーマ
- 都心居住の推進と既存商店街の環境改善
- 都心商業集積地の再生
- バリアフリーの公共交通環境整備
- 大規模高次商業施設と都市計画公園の一体的再生
推進協議会(中心市街地活性化基本計画推進協議会)の設置
- 実施プログラム策定と進行管理を担うまちづくり組織
- 地域メンバーと行政担当者、そして大学研究者の参加によって設置された。
3.3 「まちなかにぎわい塾」の形成
3.4 包括的な地域再生にむけて
今後の課題としては、協働型都心まちづくりの成果を、地域社会全体の包括的な再生につなげていくことが挙げられる。
●リンクはご自由にどうぞ。
【石田修二フロントページ】 【中心市街地活性化メモ』